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  • 執筆者の写真Sophia Fencing

帰国生入試受験生へ。

更新日:2021年12月10日


上智大学2021年度海外就学経験者(帰国生)入学試験まで2週間を切りました。一般入試に比べ情報も少なく不安な受験生も多いかと思います。


今回は帰国生入試のコツを経験者が伝授します!


上智では帰国子女や留学生が多く、とてもグローバルな大学です。帰国生にとっては馴染みやすい環境だと思います。フェンシング部でも部員の半数が海外経験者、しかも主将は留学生です。


ぜひ入試を突破して上智に来てくださいね!




【目次】


学科試問編

 -書き方

 -帰国生ならではの注意点

 -その他ポイント


面接編

 -ポイント1

 -ポイント2

 -ポイント3

 -面接の流れ

 -実際に聞かれた質問


アドバイス


最後に


【学科試問編】(小論文)



受験する学科により試問内容は異なりますが、今回は小論文についてお話しします。


書き方


小論文の基本は論理的に書くこと。そのためにはきちんと型にはめて書くことが大事です。

書き方については高校のレポートやIELTS/TOEFLのライティングパートと同じ感じでOK。

定番は「イントロ- ボディ①- ボディ②- 結び」の型ですね。海外の高校ではレポートの書き方をきちんと習うので、皆さんは日本で育った日本人より小論文が得意だと思います。そこまで心配する必要はありません。



帰国生ならではの注意点


書き方が大丈夫であれば、皆さん帰国生は「外国語っぽい言い回しにならないようにすること」に注意しましょう。

例えば、日本語と英語を比較してみると、基本文型が違います。英語では「主語+動詞(S +V)」型が基本ですが、日本語では様々な型を使います。同じ意味でも、英語では「S +V +O」で書くところ、日本語では「Be動詞+O」だったり、Vだけだったりすることも多いです。「S +V+O」や「S+V+C」の文構造で書いてしまうと日本語では意味は通じるが読み辛くなってしまうことがあるのです。

さらに、英語では直接的に書いたり、言い切ったりすることがありますが、日本語では遠回しに書いたり、明言することは少ないです。さらに、日本語では必ずしも主語が必要とは限りません。主語があることによって読み辛くなってしまうこともあります。日本語では結論が後に来ることが多いですし、前置きをしてから本題に入るといった流れにすると、より自然な文章になります。

英語圏以外で生活してきた方も、日本語の特徴をもう一度確認してみるとより良い文章が書けるようになると思いますよ!


これまで過去問や予想問題を使って書く練習を積んできたと思います。直前の対策としては、誰かに添削してもらう機会を増やすことが効果的です。海外生活が長いほど、知らず知らずのうちに自分の日本語が外国語っぽくなっているかもしれません。それに、きちんと説明できているか、構成は適切かなど主観的な視点だけではわからないことがほとんどです。客観的な指摘を受けることが上達の近道になります。そして、必ず書き直すことも忘れずに!



その他ポイント

新聞などから使えそうな表現を抜き出して自分の引き出しを多くしておくと良いと思います。特に新聞の言い回しは実際に使えるものばかりです。

さらに、大学HPで試問内容を確認して、出題されそうなテーマに関する知識を蓄えておきましょう。専門用語や数値を踏まえて書くと差をつけられます!(私は新聞とニュースを過去のものからチェックして出題されそうなテーマのものはなんども目を通しました。また、志望学部の基礎科目の教科書を買って読んでおきました。教科書の探し方は後ほど。)


【面接編】



ポイント1

志望動機は論理的、かつ明白に。

→プログラム名や科目名を挙げて話す。

→他大学と比較して「なぜ上智が良いのか」説明する。

ポイント2

時事関連の質問には知識量をアピール。

→具体例や数値、専門用語を知っていると差をつけられる。

ポイント3

学科試問の内容は覚えておく。

→面接試験前の休み時間で自分の答案を口頭で説明できるように整理する。そして、出題されたテーマについてスマホで調べて知識を詰め込む。

*小論文の場合は答案について口頭説明や補足を聞かれる場合があります!


面接の流れ


学科試問終了→休み時間→集合→数人ごとに呼ばれる→面接室前で待機→入室→面接開始→氏名、受験番号等確認→志望動機説明・自己紹介→質問等→退出→終了



実際に聞かれた質問

・志望動機を聞かせてください

→それに関する質問もいくつかされます


・小論文の自己評価を教えてください


・小論文の解答に補足することはありますか


・志望学部・学科で特に学びたいこと(履修したい科目)はなんですか


・あなたの海外生活・高校生活についていくつか質問をさせてください(学業&課外活動)

→志望理由書に書いた内容は必ず聞かれます

→だいたい3つほど


・あなたが感じた日本と海外の違いはなんですか(生活&教育)


・なぜ海外ではなく日本で進学しようと思ったのですか


・保護者の方は現在も海外勤務ですか


・社会問題&時事問題に関する質問(知識を問われる+自分の見解を述べる)

→例)今後、日本の労働力はどのように変化すると思いますか。また、日本はどういった方向に進むべきだとお考えですか。

→定番のものからかなりタイムリーなテーマまで幅広い質問がきます

→今年はコロナや政治関連の質問かも

→内容は受験する学部・学科に関わることだけではありません


*面接官は学科によりますが、2名〜3名ほどです。外国語関係の学科(法学部国際関係法学科なども含む)では外国人面接官もいます。



【アドバイス】

・服装・持ち物で迷ったら就活でのマナーを参考にすれば大丈夫です。ちなみに受験生の服装は黒スーツが多かったですね。ワイシャツの色は白が基本。柄入りやボタンダウン、半袖はNG。男子はレッド系もしくはブルー系のネクタイが定番ですが、面接官に与えたい印象に合わせて選ぶと良いでしょう。



・JR線で来る方は四ツ谷駅の「赤坂口」から出ましょう。麹町口から出ると大きな交差点を渡らなくてはいけません。赤坂口から出れば楽ですよ。新宿駅方面からの方は一番後ろの車両に、東京駅方面からの方は一番前の車両に乗るとすぐです。



・大学のHPでシラバスが検索できるのですが、科目名や学習内容、教科書などについて調べておくとより説得力がある志望動機を作れます。

上智大学ホームページ

ホーム→キャンパスライフ→授業履修/教務/証明書の発行→シラバス(講義概要)検索→シラバス検索画面はこちら

もしくはページ上部の検索バーで「シラバス検索」とサーチ。


・オープンキャンパスなどに参加したか面接で聞かれることがあります。参加していないとマイナスになるわけではありませんし、参加しましたと言うと加点されるわけでもありません。もし参加したことがあれば、具体的にどういった印象を受けたのかなどを志望動機に絡めて言えると好印象です。



・上智の帰国生入試では「書類審査」、「学科試問」、「面接」によって総合的に判断されます。書類審査で自信がない場合も十分巻き返せると思います。




【最後に】



入試当日まで不安でいっぱいだと思いますが、最後まで諦めずに頑張ってください。

上智大学体育会フェンシング部一同、全力で応援します。



「将来の自分に"ありがとう"と言われることを今しよう!」



帰国生入試について何かご質問があればSNSのDMやHPのフォームよりお気軽にご連絡ください!フェンシング部に興味がなくてもお気になさらず!



*この記事は部員の経験をもとに執筆されています。今年度は新型コロナウイルスの影響で例年と違った入試になるかもしれません。しっかりと大学からの情報を確認してください。



(上智大学体育会フェンシング部 広報)

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