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  • 執筆者の写真Sophia Fencing

2024年度 アパッチ杯

更新日:3月13日

去る2月25日、目白の学習院大学さんにて2024年度アパッチ杯が行われました。本年は上級生が助っ人に入れた団体戦自体が廃され、「一年生のみ個人戦三種目」の純粋な新人戦となりました。ルールは例年通りで、男子には未経験者ハンデ、女子には未経験者ハンデと女性ハンデのポイントが付与される形です。学習院大、東大、東工大、東京外大、上智大、東北大、國學院大のフェンサーが男女混在で競いました。弊部からは一年生5人(男3 女2)が出場し、なんと、サーブル優勝、エペ優勝、フルーレ準優勝という全種目での快挙を遂げました!

 



 

 

以下、各人の結果報告です。

 




 

●フルーレ

 

稲垣  準優勝🥈 プール全勝 

榛谷  6位   プール3勝1敗

竹内       プール2勝2敗

高濱       プール全勝

坂下       プール0勝3敗

 


フルーレ門外漢の稲垣がプール全勝、1位でトーナメントに上がり、見事準優勝!トーナメント1回戦目と3回戦目はどちらも接戦で1点差での勝利でしたが、集中力が見事でした。また、試合を重ねるごとにどんどん上手くなっていました。普段冷静沈着な稲垣がここぞという時に吠える姿は初めてみる光景で、応援も大いに盛り上がりました。


 

同じくフルーレが専門ではない竹内と榛谷はトーナメント1回戦目で当たり、榛谷が勝利してベスト8に進みました。

 

高濱はプール全勝、5位でトーナメントに上がりました。持ち前の伸びるファントとフェイントを多用した勢いのあるフェンシングで、プール戦では経験者男子に勝利!アタックだけでなくコントルアタックも冴えていました。トーナメント1回戦目では14―15で惜敗と、あともう一歩でした!

 

弊部出場者の中で唯一昨年9月に入部した坂下は、粘ったもののトーナメントに上がれませんでした。悔しそうにしていた本人でしたが、試合後は総監督陳先輩にアドバイスをもらいメモを取っており、その後の練習でも人一倍努力している姿が見受けられます。実際、本日の部活で筆者は坂下とフルーレで対戦しましたが、2週間前とは比べ物にならないほどフットワークや技が上達していました。彼女の今後の成長に大いに期待です!

 





●サーブル

 

竹内 優勝🥇 プール5勝1敗

稲垣 7位         プール1勝6敗 

 


竹内は、長い手足を活かした鋭いアタックが冴えての優勝!「フルーレはもういいです」と午前のフルーレの試合からすぐに気持ちを切り替えて、午後のサーブルに集中していました。2年生佐藤によると、彼のサーブルはスマートな剣さばきが特徴で、大会本番ではリポストも多く成功していたそうです。冷静に相手の動きを読み取り、瞬時に的確な判断ができていました。

 

フォームが綺麗で素早いステップが特徴の稲垣はベスト7位。トーナメント1回戦目で竹内と当たり、部内戦という辛い展開となりました。

 





●エペ

 

榛谷 優勝🥇 プール4勝1敗

 


「絶対に優勝します」と宣言していた榛谷は、有言実行で見事優勝!ダッキング、フレッシュ、ファント、コテなど多種多様な技を駆使して果敢に攻めました。準決勝は苦しい試合展開でしたが、よく粘って15―13と接戦を制しました。榛谷は、普段の練習量や取り組む姿勢もさることながら、とにかく体力が凄いです。最後の最後までフットワークとフェイントを緩めませんでした。さすが、ナン三枚おかわりする男!

 

 



 

この一年足らずでの一年生の大変な成長。涙もろい筆者は、感無量で涙がでました。4月にアンガルドの姿勢から始めたひよこちゃんたちが、10ヶ月で習得したフットワークや技を使って白熱した試合を繰り広げていました。昨年の大会で悔しさにもがいていた部員がこの数ヶ月で大きく成長していました。また、アパッチ杯後は、東大さんの合宿に参加する者、サーブル100本勝負をする姿も見られます。皆のこれからの成長や活躍に期待です!

 

なお、今大会では二年生全員が応援と運営に携わりました。また、陳総監督と田中先輩も顔を出してくださいました。その他大会の運営、対戦等関係の皆様にも感謝申し上げます。

 

次の大会は5月のリーグ戦。その頃には、新入生が入ってきてより賑やかで充実した部になっていることを祈りつつ、これからも部員一同頑張って参ります。応援よろしくお願いいたします。

 



追記:各人の所感です。


榛谷

まさか僕が優勝できるとは思っていませんでした。アパッチ杯前日には他大学で練習をし、大会に出る友達の戦術や傾向を必死に学びました。当日の身体のコンディションも良く、そうした日頃の積み重ねや運が味方した結果だと思います。一方で反省すべき点も多々あります。準決勝では11対6と順調に点差をつけたものの、14対13まで点を詰められてしまいプレッシャーから息が切れる速度が早くなってしまいました。そこからの1点奪取は、そんな自分には難しく、運だよりの結果で勝利となってしまいました。「相手を知る」ことはもちろん大切なことですが、それ以前に「自分を知る」必要があると気づきました。また、決勝では開幕後、順調に2点連続でシングルをとり、ドゥーブルで繋いでいく場面や相手のフレッシュによってシングルを取られてしまう場面が多かったです。最初に点差を付けた事で決勝戦にも関わらず天狗になってしまいました。やはり、そうした意味でも「見せかけの余裕」や「焦り」を自分の中でコントロールできるようになることを直近の目標の一つに掲げたいと考えています。最後になりますが、このような功績を残せたのは先輩方の指導や他大の友達、先輩、クラブの方々のおかげだと確信しています。まだまだ精進して参りますので今後ともよろしくお願いします!



坂下

秋学期に入部してから、3回目の大会でした。個人的にできるようになったことは増えたかなと思っていましたが、今回の大会でまだまだということを痛感しました。今後自分に何が必要なのかを身をもって知ることができた、考える機会になった大会だったと思います。




                                 

2年生 舟橋

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