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  • 執筆者の写真Sophia Fencing

2023年度 春関と体育会OB総会


6月24日、25日と春季関東学生国公立フェンシング大会(春関)が東京工業大学にて行われました。新入部員8人のうち7人は未経験者で、今大会がデビュー戦です。今春関は、直前に部内に体調不良者続出(原因はお察しください)、体力が落ちた状態の選手が多い大会でした。ただ、不幸中の幸いで新入部員は難を免れ、全員が元気に初の試合に臨みました。




また、同6月24日は上智大学で体育会OB総会が開催され、フェンシング部が以下の2022年の戦績において「ソフィアスポーツ大賞」で表彰されました。


まずは、リーグ戦でいずれも25年ぶりの二部昇格を果たしたサーブル男子とエペ男子が「優秀クラブ賞」受賞。そして、大学始め一年目にしてフェンシング部女子50年史上2人目のインカレ出場という快挙を成し遂げた小塩が「優秀選手賞」で讃えられました。





では、改めまして2023春関の結果報告です。






●サーブル個人


男子

三年生 山根 3位

三年生 土屋 ベスト8


経験者主将の山根はプール4戦4勝で3位。準決勝では相手との実力の差を感じながらも気負わずにプレーし、新しいことを試して強い選手から多くを得ました。また、副主将土屋はプールを3勝1敗で通過してのベスト8。リポストでの得点が冴えました。アタックの際に手を出すタイミングが課題です。


女子

三年生 三原 準優勝

二年生 梶原 4位

二年生 佐藤 ベスト8

一年生 ニナFavreau ベスト8


高校時代からフルーレを練習してきた女子副主将三原が、専門種目ではないサーブルで活躍しました。序盤から果敢に攻め、スピードのある伸びやかなファントを生かして準優勝。梶原は、プール戦では1勝2敗だったもののトーナメントへ。そして持ち前の粘り強さでリポストを決めて、準決勝まで進みました。また、佐藤はプール戦2勝1敗でベスト8。得意のコントルアタックと立ち合いで点を積み上げました。そして、ニナはフェンシング発祥地フランスからの留学生。母国で高校時代にサーブルを練習していました。今大会では手足の長さを活かして積極的に攻め、プール2勝1敗、ベスト8。彼女は8月に帰国するため、上智体育会フェンシング部として出場できるのは今大会のみですが、一緒に戦えて良い思い出となりました。







●エペ個人


男子

二年生 吉岡 トーナメント2回戦進出


フレンチ剣に変えて試行錯誤中の吉岡は、プールでは1勝3敗と苦戦したものの、しっかりと気持ちを切り替えてトーナメント2回戦に進み、9対10で惜敗。


女子

二年生 新井 トーナメント1回戦進出


昨年は主にフルーレを練習してきた新井は、エペとしては初心者。相手との距離感を掴めず苦しみながらも、フルーレで培った剣さばきで相手の剣を巻き、プール1勝2敗でトーナメントに進みました。





●フルーレ団体戦

今回のフルーレ団体戦は、基本的に新入部員に試合の雰囲気に慣れてもらうことを目的としてチーム構成しました。


男子Aチーム 

三年生 山根

二年生 アルベルトSilva

一年生 竹内


男子Bチーム 

院生  陳

一年生 稲垣

一年生 和田


男子Cチーム 

二年生 吉岡

一年生 中山

一年生 榛谷


女子Aチーム 4位

三年生 仁木

三年生 三原

二年生 酒井

一年生 浅野


昨年度サーブル女子個人優勝の実力者で女子主将の仁木は、体調が戻らない中参戦して敢闘。また、三原は前日のサーブル個人戦の勢いを持続しました。酒井はアタック後に相手の切り返しの隙を狙ってのコントルアタックが冴え、昨年から得点増で成長を示しました。浅野は、フェンシング歴2ヶ月ながらアタックで得点。試合中にアドバイスを聞いて修正するなど、頼もしいデビュー戦となりました。


女子Bチーム プール1勝1敗

二年生 小塩

二年生 舟橋

一年生 高濱


先述の表彰式で前日のエペ個人戦に出られなかった小塩が参戦。そして、フェンシングを始めて2ヶ月の高濱が、デガジェからのファントを綺麗に決めて他大一年生から多くの点を取り、観戦したOBを唸らせ、激賞されました。こちらも今後に期待です。


フルーレ団体戦は概ね大きな点差で敗退という結果でしたが、とにかく今回は、新入部員全員が大会に臨めたことがプライスレス。まずは良い経験になったと思います。実際、これはフェンシング歴一年少々の筆者個人としての所感ですが、今回私は体調が戻らずエペ個人戦を棄権して内心意気消沈していましたが、春関自体は本当に楽しめたし、むしろ大いに元気をもらえました。これはチームメイトのおかげでもあり、これまで積極的に外部への出稽古に出かけたり大会に出たことで、横の繋がりが広がったり、経験値が増したことが大きかった気がします。今でも日々悔しい思いばかりですが、自分なりに懸命に取り組み続けたことで景色が変わってきたと実感しています。新入部員の皆さん、これからまた一緒に頑張っていきましょう!






最後に、当日は会場が猛烈な暑さで、熱中症で怪我や具合が悪くなった選手が出ましたが、マネジャーの古舘と藤本や応援に来てくださった方の懸命なサポートで乗り切ることができました。また、OBOGの先輩方も暑い中応援にかけつけてくださり、審判までしてくださいました。皆さん、本当にありがとうございました。



次の試合は7月9日の上南戦。今年は上智大学で開催されます。南山大学さんの選手数の関係で今回はオープン戦の扱いになりますが、ベストを尽くす良い試合を目指します。

どうぞ、引き続き応援よろしくお願いいたします!



                                (二年 舟橋)

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